レトロでアットホームな中華料理の万華

 

 

暑い季節で、暑気払いにラーメンを食べようと、ランチメニューの看板に惹かれて店の扉を開けてみました。

 

昭和レトロな店内で、午後2時過ぎのお店にお客さんの姿は有りませんでしたが、入ると元気よく「いらっしゃいませ。」と言う女将さんの声が響きます。

 

カウンターに腰掛けようとすると、「テーブル開いてるから好きな所へどうぞ。」と言われたので、入り口近くのテーブルでクーラーの前の席に座ります。

 

店の前り看板にはランチメニュー、ラーメン、ライス、野菜炒め700円とだけ書いて有ったので、ランチと注文すると威勢良く「Aランチ一つ。」の声が響きますが、ならBランチは何処?との疑問が頭に湧きます。

 

 

多分Bランチは昼時に売り切れたのだろうと勝手に推測して自分を納得させました。

 

「羽下に向けましょうか?」とお冷やを持って来た女将さんがにこやかに聞いて来ましたので、「お願いします。」と答えると、クーラーの羽を僕に風が当たる様に調節してくれながら「嫌がる人も居るのよね。」と気さくに話しかけてくれます。

 

 

きっと僕が相当暑そうにしていたのでしょうし、クーラーの前の席に陣取る事で涼もうとしている事を察してくれたのでしょう。

 

しかもテレビの真ん前なので、ニュースを見ている内に料理が出来上がり運ばれて来ました。

 

角盆に乗っていたのはラーメンと野菜炒め、ライスとお新香、そして冷や奴まで有るではありませんか。



 

とても得した気分になれ、ビールが欲しくなりますが、麺がのびると良く無いし、食べてからビールも違うなと思い、次回は冷や奴だけ先に貰ってビールを飲みながら料理が出来るのを待つ事にすると勝手に決めました。

 

縮れた細麺で、ボリュームたっぷりの量が有り、ほうれん草とメンマ、チャーシューと刻みネギのとてもシンプルなラーメンで醤油ベースで済んだ黄金色のスープです。

 

まずは麺から啜って見ると程よいしょっぱさのスープが良く絡んでいて細いくせにモッチリした食感の有るコシのしっかりした麺でのどごしも滑らかです。

 

レンゲで掬いスープを飲むといかにも昭和を感じさせるあっさりとしているのに出汁の味が利いている支那そばと言った感じで、昔懐かしいシンプルな味わいです。

 

我々世代は此の様なあっさりしたラーメンに郷愁を感じる物で、味もそうなのですが、体に染み付いている子供時代の記憶を蘇らせる効果があるのです。

 

シンプルイズベストとは良く言った物で、無駄の一切無い丁寧な仕事だなと感じさせる、一杯です。

 

ほうれん草もメンマも何の変哲も無いごく普通の物ですが、きちんと味にアクセントを付けてくれます。



 

チャーシューは厚めのとても柔らかい噛みごたえで味がしっかり染み込んでいてスープより少し濃い味が、全体を引き締めています。

 

野菜炒めは家庭の感じで、ウスターソース味に隠し味を足している感じで、家庭では作る事が出来ないけれども、お袋が作ってくれたと言う印象を与えさせられ安心感を与えてくれます。

 

ライスが小ぶりの茶碗に入っていて、普通の人ならば充分な量でしょう。

 

ラーメンの麺は1.5人前くらいのボリュームなのでお新香や冷や奴がとても良い箸休めになっています。

 

 

途中で胡椒を投入して少しアクセントを付けてスープ迄完食致しました。

 

 

スープもそれだけを飲む事で懐かしさを感じさせてくれる、体に良い慈愛に満ちた味でした。

 

4人掛けのテーブル3つとカウンター5席の店内に懐かしさと安心感が溢れているお店でした。

 

横浜の瀬谷駅南口を出て銀杏通り商店街を入る手前の路地を左に入ったすぐの左手に有ります。

 

今回は星、4.5個付けさせて頂きます。

 

中華料理の万華



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